ゑ!!英雄が多い国は負けるってマジ!?

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神話、伝記、物語での英雄は華々しい活躍で人々から羨望の眼差しを欲しいままにする憧れの対象ですが、その多くが敗れ、廃れ、滅び、歴史の表舞台から姿を消していきました。

 

今回は、英雄が増えれば増えるほどなぜか国家が弱くなっていく、そんな不思議な仕組みについて解説していきたいと思います。

 

英雄がいる=世の中がキケンな状態

 

歴史に名を残す英雄は総じて窮地が似合います。

 

カルタゴ対ローマ帝国のポエニ戦争では、ただ一人のハンニバルのために、ローマ帝国は総力を上げ彼を潰しにかかりました。

 

欧州で猛威を振るったナポレオンは、全方位敵だらけの状況からの大立ち回りを演じて見せ、のちのちまで続く戦乱の世を作り上げました。

 

ヒトラーに率いられた第三帝国は、第一次世界大戦の敗戦を跳ね除け、次々に勝利を掲げ国民を熱狂させました。

 

・・・・しかしその先の未来は、皆様の知っているような結末です。

 

負けこそしましたが、それでも歴史に名を刻んだ者達。

 

なぜ彼らのような百人力の傑物が歴史に出現するのでしょうか?

 

一つ考えられることとして、世の中がキケンな状態であるほど、より本来の実力を発揮しやすいという点が考えられます。

 

人間の本来の力は、もともと劣悪な環境におかれるほど開花しやすくできているのです。

 

なぜなら世の中が混乱していたり不安で過酷な時代ほど、一人ひとりに降りかかる試練の量が多くなり、良くも悪くも実力社会になる傾向があるからです。

 

戦国乱世の有名な武将は多いですが、江戸時代などの悠久平和の時代には英雄は埋もれ、黒船来航の国家存亡の危機に再び英雄が現れる。

 

つまり英雄が現れるということは、同時に国や社会が不安点な状態を指し示す指標になりやすいといえます。

 

英雄が多い=一個人に頼りがちな脆弱な国家

 

ハンス・ウルリッヒ・ルーデル、船坂弘、シモ・ヘイヘ。

 

上記に挙げた御三方は、第二次世界大戦で超人染みた活躍をした兵士です。

 

それぞれドイツ、日本、フィンランドと並べてみると、彼らの共通点が敗戦国であることに気がつくでしょうか。

 

連合国のアメリカに工業力で劣り、ソ連に人的資源で離されている以上、その明らかな開きを埋めるために国民一人一人の力に頼らざる終えなくなります。

 

そうやって鍛え上げられた国家は始めこそ優勢でしょうが、やがて反撃が来ると個々人の限界を超え、やがて劣勢に追い追い込まれてしまうのがお決まりのパターン。

 

人員不足で準エースで溢れていた大日本帝国の空母機動部隊がミッドウェーで沈み、相次ぐ戦闘によって損耗した第三帝国の機甲師団しかり、過酷な戦場を生き残った英雄が生まれようとも、戦局の行方はもはや個人のどうこうでは解決できないほど深刻に陥ってしまうのです。

 

こうしてみると、アニメやゲームの主人公が敵に追い詰められた状況で無双染みた力を発揮するのは、割と理にかなった展開に見えますね。

 

まとめ

 

社会が不安定な時に英雄は生まれやすい。

 

実力を根こそぎ引き出されるような過酷な環境が英雄を育てるが、総合的な力が欠けている国家は最終的な競争に勝てない傾向にある。

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