自作のオリジナル長編小説をAmazonで電子書籍化しました。自作小説の電子書籍化は今回で三度目です
一冊目の電子書籍化はとりあえずで制作して。二冊目は表紙を作って目次をつけてみたりして。三冊目は表紙をちょっと凝ってハーメルンの縦書きEPUB出力を使ってみたり
“少しずつ”と呼ぶにはあまりに”少しずつ”過ぎますが。着実に一歩一歩進みつづけて、ようやく小説の電子書籍化にも慣れてきました
ただ、慣れてきた電子書籍化にも、苦労した点や逆に良かった点は尽きません。そこで今回は、私が三冊目の電子書籍化をして苦労した点と良かった点を記録に残しておこうと思います
苦労した点
地図とコンパスのない小説
今回の電子書籍化で苦労した点一つ目は、地図とコンパスのない小説です
私は長い間、その場のノリと勢いだけで小説を書いてきていました
しかし、電子書籍化に向けてイチから作品を読み直した時に気がついてしまったのです
あれ?その場のノリと勢いで小説を書くのって、メチャクチャ効率悪いんじゃね?ということに
その場のノリと勢いで描いた小説を修正するのは大変でした。まるで地図とコンパスも持たずに海に出たかのように、小説は遭難を繰り返していたからです
自分の小説がいまどこにいるのか、自分の小説がいまどこへ向かっているのかわからないのなら。小説が遭難してしまうのは、当然と言えます
ノリと勢いで遭難した小説を書いたせいか、本来は令和八年の三月二十五日の電子書籍化を目指していたのですが。電子書籍の完成は遅れに遅れ、結局令和八年の八月三十一日まで伸びてしまいました
電子書籍の完成が遅れた原因の全てが、ノリと勢いで遭難した小説の修正に苦労していたからというわけではないのですが。それでもやはり、私が電子書籍化で苦しめられたことの一つであることは間違いないと断言できます
無限に修正したくなる病
今回の電子書籍化で苦労した点二つ目は、無限に修正したくなる病です
私がノリと勢いで書いた小説の修正に苦労したというのはすでに書きましたが。実はこの時、同時に苦労していたことがあります。それが、私がノリと勢いで書いた小説を無限に修正したくなることです
これの何が苦労するのかと言えば。小説を無限に修正してしまうせいで、小説内の会話や行動が大きく変わってしまうことでした
あっちの会話を修正すれば、こっちの会話が噛み合わなくなり。こっちの行動を修正すれば、あっちの行動が不自然になってしまったり。”小説が完結してから本格的に修正するか”と修正を後回しにしていただけに。私は気がつくと、無限修正病を発症してしまっていたのです
地図とコンパスのない小説で苦労したのと合わせて。私はこの無限に修正したくなる病にも苦しめられていました
作業時間の安定確保
今回の電子書籍化で苦労した点三つ目は、作業時間の安定確保です
私には作業する時間がなかったわけではないのですが。”小説の電子書籍化作業を進めないとなー”と頭の片隅で考えながらも、なんとなーく気が進まずにYoutube見たり、将棋指したり、ゲームしたりで作業時間を確保することが全然できませんでした
夜遅い時間になって、”さぁ寝るぞ!”って時になってようやく焦って作業を始めるくらいに計画性が皆無でした。まるで夏休みの最終日に、宿題の答えを半泣きになりながら埋める小学生みたいな計画性のなさです
地図とコンパスのない小説と、無限に修正したくなる病で一向に小説の修正が進まないのも相まって。私は余計に作業時間の安定確保で苦しめられていました
小説って難しい
今回の電子書籍化で苦労した点四つ目は、小説って難しいです
今作『鏡の奥の向こう側』を修正しながら、執筆当時を振り返っていた時のことです。私は、とある重大なことに気がついてしまいました
それが、私が小説を投稿すれば投稿するたび。全然人に見てもらえなくなっていくという現実でした
確かに、どんなに有名な作品であっても、投稿されるたびに見てくれる人が減ってしまうことは避けられません
ですが私の場合、明らかに小説を見てくれる人の数がゴリゴリと減りつづけていました
今作の第一話はだいたい二万二千人の人に見てもらえていたのに、最終話は七十三人です(令和八年九月六日時点)。最終話七十三人ですよ!?ざっとパーセント減計算をしてみると。今作の小説を最初から読んでくれて人達は、最終話を読み終わる頃には99%にまで減っていました。99%減なんて、アルコール消毒のCMでしか見たことのない数値です
この小説を書いている当時は、見てくれる人の数についてあまり考えないようにしていたのですが。こうして冷静に数字にしてみると、なかなか心に突き刺さるものがあります
確かに当時は、地図もコンパスもない小説を自信満々に書いていました。なので、この読んでくれる人が99%減ったという現実が。いまの私の実力を表すものではないことは理解しているつもりです
それでもやっぱり、私は読んでくれる人が99%減ってしまったという現実に。小説って難しいなという苦しさを当時は感じていました
良かった点
地図とコンパスの大切さを思い知れた
今回の電子書籍化で良かった点一つ目は、地図とコンパスの大切さを思い知れたことです
地図とコンパスのない小説に苦しめられ苦しめられるほど。私はますます、あることの確信を深めていきます
それが、小説における地図とコンパスの大切さです
自分の小説がいまどこにいるのか、自分の小説がいまどこへ向かっているのかを明確にしなければ。小説がとても書きにくいモノになるのはもちろん。小説を読む方にも、小説の内容が全く伝わらなくなってしまいます
小説を読む人に全く内容が伝わらなくなってしまうと。その小説の好き嫌い以前に、そもそも小説を読んでもらえなくなってしまうのです
人に読んでもらえない小説は、もう小説ではありません。解読不能の記号で書かれた暗号です。自分だけわかればいいと思っているのならそれでいいのかも知れませんが、誰かに読んでほしいと思っているのならそうもいきません
ではどうすれば、地図とコンパスのある小説を書くことができるようになるのか。私の現時点で導き出した答えが、このブログでまとめている”創作哲学”と”執筆哲学”でした
創作哲学が、自分の小説がいまどこにいるのかという地図の役割を。執筆哲学が、自分の小説がいまどこへ向かっているのかのコンパスの役目を果たします
創作哲学と執筆哲学の導入によって。私はようやく、小説の内容を相手に伝えることができるようになった実感があります
創作哲学も執筆哲学も、まだ十分な数をまとめているとは言えませんし。創作哲学と執筆哲学を使いこなせているかと聞かれると、うまく使いこなせているかはよくわかりません
小説の完成度としては、まだまだ低いかも知れませんが。私は地図とコンパスの大切さを思い知れたことで、モノカキとしてようやく最初の一歩を踏み出せたような気がします
無限に修正したくなる病の対処法を知れた
今回の電子書籍化で良かった点の二つ目は、無限に修正したくなる病の対処法を知れたことです
私はこの無限に修正したくなる病に苦しめられていくうちに、ある対処法を思いつきました
それが、最初から順番に小説を修正するのではなく。最後から順番に小説を修正していくというものです
小説を最初から修正するのと、小説を最後から修正するの。一見すると大した違いがないように思うかも知れませんが、実は大きな違いがあります
それは、小説内の会話や行動を変えやすくなるか変えにくくなるかという違いです
小説を最初から修正しようとすると。小説内の会話や行動を、いくらでも変えることができるようになります
あっちの会話の方がいいな、こっちの行動の方がいいなと小説の内容を変えたとしても。次の小説の内容を変えればいいなと軽く考えてしまえます。・・・・まぁ、改変すれば改変するだけ、未来の自分が辻褄合わせで苦しむことにはなりますが
それでも自分が気に入らない会話や行動を、とことんこだわって修正することができるわけです
私はこの最初から修正するやり方のせいで、いつまで経っても小説の修正が終わらないという地獄を見ました
では小説の最後から修正していくのはどうか。最後から修正していくと、小説内の会話や行動を変えることが難しくなります。変えるとしても、小さな会話や行動しか変えられなくなります。なぜなら。具体的な修正箇所が頭に浮かんで、会話や行動を変えるのをためらうからです。修正を加えるにしても、修正はどうしても自分が気になるところだけに絞られていきます
小説を最初から修正する”自由”ではなく、小説を最後から修正するという”縛り”によって。私は無限に修正したくなる病の対処法を手に入れることができたのです
新しい作業時間の安定確保について知れた
今回の電子書籍化で良かった点の三つ目は、新しい作業時間の安定確保について知れたことです
電子書籍化の作業が全く進まず、”このままじゃ延々に電子書籍化できない!”と本格的に焦り始めた時のことです
私はとある切り抜き動画と、運命的な出会いを果たします
それが、VTuberのかなえ先生・犬山たまき先生・伊東ライフ先生による。かなたま相談所24の切り抜き動画でした
その動画では、犬山たまき先生兼佃煮のりお先生の、ポモドーロ・テクニックという方法が紹介されていました
簡単に説明すると、作業時間と休憩時間を交互に繰り返す作業方法のことです
ポモドーロ・テクニックというアプリも配信されていて、私も動画で紹介されていたポモドーロ・テクニックという方法を早速試してみることにしました
するとどうでしょう。ポモドーロ・テクニックを使う前よりも、明らかに作業時間を安定して確保できるようになって。電子書籍化作業が見違えるほど進むようになりました
とはいえ、まだまだ一日の作業時間としては短く。作業の時間になっても、時々サボってしまうクセが出てきてしまうことがあります
それでも、電子書籍化に必要な作業時間が増えたのは事実なので。かなたま相談所24の切り抜き動画と出会えて、私はとても幸運でした
やっぱり小説を書くのは面白い
今回の電子書籍化で良かった点の四つ目は、やっぱり小説を書くのは面白いです
今作『鏡の奥の向こう側』を最後まで読んでくれた人は、最終的に99%減っていたことを苦労した点ではすでに書きました
それでも私が今作を書き上げることができたのは。私がずっと、自分の作品を信じつづけられたからだと思います
どれだけ読む人が減ってしまっても、どれだけ評価がもらえなくても、どれだけ感想が入らなくても。私は私の書く小説を、世界で一番心待ちにしていました
地図もコンパスもない小説で、とてもヘタな小説だったのかもしれなかったけれど。私は物語を、最後まで見届けたかったのです
自分が”面白い”と思える題材を、自分が考えた場所で、自分が考えた登場人物たちに演じてもらうなんて。面白いに決まってます
今回の電子書籍化で、自分の小説を修正するために読み返していく中で。私は何度も、自分の小説を”面白い”と自画自賛していました
私はまだまだ、自分の”面白い”を読んでいる人に伝える技術が足りていません
けれどもいつか。自分の”面白い”を、小説を読んでくれている人へちゃんと届けられるように頑張っていこうと思います!
まとめ
オリジナル小説のamazonで、三回目の電子書籍化で苦労した点と良かった点は
です!今回、電子書籍化した長編小説。『鏡の奥の向こう側』はamazonにて販売中です。アマゾンの読み放題プラン、Amazon Kindleにも登録されているので、電子書籍の出来栄えを確かめたい方は是非ご覧ください。amazonの『鏡の奥の向こう側』のページには、下記のURLから飛ぶことができます

参考
【集中力バケモノ】のりお先生とノンデリ三銃士の作業ルーティンが常人離れしてた件【#かなたま相談所24】切り抜き かなえ先生 犬山たまき 伊東ライフ ポモドーロ

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