【奇襲戦法】プロも避ける戦法で勝っちゃるけんの!!【嬉野流】

画像が表示できませんでした 将棋

 

将棋の戦い方の一つに、嬉野流と呼ばれる戦い方があります

 

簡単に言えば、本来なら守りに使うはずのコマを攻めに参加させるというなかなか脳筋な作戦なのですが、勝てません

 

もちろん私の実力不足を棚に上げるつもりは毛頭ありません

 

が、もうイラつくくらいに勝てなくなるんです

 

守りを最小限に留め相手陣に突っ込むというわかりやすい方針は、将棋を始めたての頃には強い武器だったんですが、だんだんと対峙する相手が強くなるにつれて通用しなくなってきました

 

相手にこちらの狙いがバレてきてしまうので、こちらが攻撃体制を整える前に素早く攻めてきたり、防備をガチガチに固められてしまいます

 

そうするとこちらは出鼻をくじかれ攻めあぐね、せっかくの攻撃力を活かせなくなってしまうのです

 

誰か助けて

 

とりあえず嬉野流チャンネルを流し見して、上級者の指し回しを真似したりもしたのですが、どうも吸収できているのか怪しい

 

嬉野流でもっと強くなる方法はないかとネットの海を放浪している時、運命の出会いを果たすのです

 

【岡山将棋教室】県代表の将棋チャンネルの嬉野流回

 

これまでの将棋観を変えてしまうような強烈なインパクトを受けました もう穴が開くかってくらい何度も何度も見返しました

 

 

私なんて瞬殺されてしまう高次元の戦いの場で、嬉野流が猛威を振るっている様は圧巻もの

 

そこには攻め方がわからずに立ち往生する私の嬉野流とは全く異なる世界が繰り広げられていたのです

 

棒銀をされて作戦負けだの、初手6八銀は悪手だの、陣形が脆いから無理攻めも刺さるなんて雑念が消え失せました

 

「嬉野流のそのもでは勝てない。だから他の戦法をミックスして使う」

 

もう吹っ飛びましたね

 

“毛色が違う”と避けていたしていた戦法も学んで試してみるようになりましたし、なにより『勝利』にこだわって将棋を楽しむことを忘れていた身としてはハッとするような体験でした

 

数字に現れる実力しては、大きく上がって大きく下がってを交互にこなすのは相変わらずなのですが、将棋の楽しさがつまった”快勝”をもぎ取る頻度も上がってきて、確実に成長できているなと実感しています

 

 

王様をちゃんと囲んでから攻撃に移るようにする

 

単純なようですが、嬉野流が攻撃偏重な構えなので、あまりその発想にならないんですよね

 

以前はもうとにかく相手に噛みついて食らいついて引きちぎって勝利するという、まるでバーサーカーのような戦い方しか知りませんでしたから

 

 

相手の王様の近いところで戦いを起こすというのも目から鱗でした

 

相手の攻撃は極力相手にせず、王様の近場で戦いを起こすことで相手の対応を強制させ、ずっと俺のターン!!ができるわけですね

 

・・・・とはいえ、終盤の王手飛車の筋とかタップミスして王様を捕らえ損なっているのには目をつぶってください恥ずかしい

 

 

投了図はまだまだこれからの将棋なんですが、今回は王様の近くで戦いを起こすという逆で、王様を危ないところには近づけていないのがお相手の降参材料だと思います

 

というのも、私の方は相手の直上を攻めているのに対して、お相手側は端を長手数かけて突破している割に王様に喰らいつけていません

 

もちろんこのまま趨勢が決してしまうほど将棋は甘くはないのですが、少なくとも私が主導権を握っていることは間違いないでしょう

 

 

固さは正義

 

それを強く認識する対局になりました

 

コマを密集させて王様を守る最大の利点は、相手を追い詰めることに集中できることでしょう 当たり前ですが、攻めなければ勝てません

 

しかし、相手が猛烈に攻めってきたのなら、逃げたり防御したりコマを足したりしなければ負けてしまいます

 

その攻めが苛烈であればあるほど、いつのまにか後手後手の対応に迫られるのです

 

しかも、相手は防御するだけでは勝ってないんです

 

堅牢な陣地を攻略するには手数もコマも必要です

 

最低限の防御で侵入を許さない

 

これがなっかなか難しい

 

一歩でも間違えれば持ってかれます

 

相手の思考を限定することで、こちらは気兼ねなく冷静に戦えるってわけですね

 

 

 

勝てなかった嬉野流で勝てるようになる

 

当初の目標は達成できました

 

全部勝っているのはたまたまで、この時は相手との相性が良かったいうのが大きいと思います

 

相振り飛車やダイレクト向かい飛車、ついでに言うと中飛車も苦手でして、相手にするたび顔をしかめたくなります

 

もっともっと勉強を重ねて嬉野流を磨き、いつかは初段の称号を誇ってみたいものです

 

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