やぁ、こんにちは。すぐわかる将棋だよ
今回は、端角中飛車に対して有効な攻め方について解説していくね
端角中飛車は中央を攻める狙いのわかりやすい奇襲戦法なんだけど、ハマると抜群の破壊力で、誰でも一度は痛い目を見るんじゃないかな?
仮に序盤を凌いだとしても、相手の攻めに対しての受けの形を強制されて、なんだかモヤモヤしちゃうよね
そこで今回は、端角中飛車に対して積極的に攻めていける対策を紹介していくよ
序盤の注意点
まず対策を紹介する前に、端角中飛車に共通する注意点からおさらいしていこう
それは、相手が端角だとわかった時点で、角のラインには入らないようにすることだね
そのためにもまず、相手の動きをよく見て駒組していこう
端飛車対策
本局は二手目から端歩をついてきて、なんだか怪しい雰囲気だね
こんな時は端歩をついて手番を渡し、相手の出方を伺おう
三手目の5四歩でほぼほぼ相手の戦法が決した
嬉野流や引き角なら様子見する必要はないから、十中八九端角中飛車だ
そうとわかれば一目散に玉を囲おう
玉を狙われている場所から遠ざけることで、相手の攻めが刺さりにくくなるよ
お相手は予想通り角が上がってきて中央を狙う構え
こちらも中央に駒を集めながら守りを固めよう
お相手の浮飛車の手に、こちらは6六に角を設置
この手は、玉頭の歩を守る手。逃げ道を広げる手。中央を補強する手。将来的に端の逃げ道に睨みを利かす実践的な手だ
お相手側は、歩を取ってしまうと手順に駒が進出するのを嫌った格好だね
もちろん、歩を取って5五で封じ込めて大駒交換を狙う手も有力だ
けれど今回は積極的な端角中飛車対策なので、ここから攻めを見せていくよ
1八飛が待望の一手
お相手は銀を上げてきて、あくまで攻撃重視の構え
けれどすでにこの局面、700点近い差がついてしまっているんだ
ここですかさず1五歩で開戦!
同歩、同飛車、歩成りに同金直が用意の一手
自然に同銀と取ってしまう手は、駒をボロボロ取られて逆にこちらが不利になってしまうから注意しよう
端角側は居玉なのも相まって、攻め合いは危険と判断
なんとかして局面を収めようとしてくるけれど、そうは問屋が卸さない
豪快に大駒交換を挑もう
お相手は勢い角を切ってくるものの、こちらは囲いが完成しているので冷静に同銀右と取って対処。これで手順に囲いを引き締めることができた
ここまでくれば、後は駒得・駒効率・陣形差を主張しながら攻め合い勝ちを挑もう
振り返り
それではここまでの流れをおさらい!
一つ目、お相手が端角中飛車と気付いた場合は、一目散に玉を囲いにいこう
もしも端角中飛車び組まれてしまったなら、端角の効きには絶対入らないようにしよう
二つ目、お相手がなおも攻めに固執するなら、端飛車強襲の大チャンス
お相手が玉を囲いに行く前に、素早く端飛車に構えよう
三つ目、お相手が端飛車に対応してこなかった場合(角を上がる、飛車を回る、玉を逃げる)、1五歩から開戦しよう
後は駒得・駒効率・陣形差を主張して、自然と戦っていけば勝利することができるよ
もし端飛車に対してお相手が対応してきた場合は、端飛車の攻めは刺さりづらくなる
中央の戦いにシフトして、柔軟に戦っていこう
以上、攻める端角中飛車対策でした
最後まで見てくれてありがとう。ばいば〜い!
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