余力理論補足
この作品の骨子になる部分②ですね
元々はツキノキさんに喋らせようとしていたモノです
けどスネヤ先生という恩師ポジが出現したことで、功績を二人で分け合うことに。この理論にはまだつづきがあります
スネヤ先生の影響を受けているツキノキさんだからこそできる芸当ですね。あと単純に半分に分けることで食べやすくなるってのもポインツ高い
後々ツキノキさんにバトンタッチさせるつもりだから、あんまり踏み込んだことは書かないようにしないと
元ネタは漫画家の山田玲司先生のタコピーの動画から。・・・・この動画だったか?まいいや、山田玲司先生の発言ってことに変わりはないから。誤差でしょ誤差
簡単に要約すると、昔はたくさんあった空き地が今は綺麗さっぱり無くなってしまって、俺のブックオフねぇじゃん!!って感じ
過去の子供の遊び場があって、建設予定地がいっぱいあって、インフラ整備も進んでいって、世の中が騒がしいっていうかこれからどんどん豊かになっていくぞ!って空気がいまは皆無
現代にも空き地が必要なのではないか?空き地はちょっとダサいな、無駄っていうのもなんか印象悪いし、余白はなんか気取ってる気がするから・・・・
最終的に、余力ってことに決定しました
余力
本編では歴史的視点から余力理論を語っていたので、このゴミ箱では経済的視点で余力理論を補強していきたいと思いマ!
候補に挙げたのが、ソースタイン・ヴェブレンの『有閑階級の理論』です
有閑倶楽部ってドラマが昔ありましたね。やば、世代がバレる
ストーリは超お金持ち版水戸黄門です。はい、終了。
「汚らしいですわぁ!?」って悪漢をビンタで張り倒したり、絶対それ言いたいだけだろっていう「お黙りコマリ!」って黙らせるのとか・・・・あれ?記憶違いか?
関ジャニ∞の横山裕さんも出演されてましたね
有閑階級とは、工場とか土地とか株とかを所有している資産家を指します
自分たちが働かなくても大金が転がり込んでくる暇人ってことです
んで、この暇人がすることこそ”非生産的活動”らしい
代表的なモノだと他言語の習得や宗教信仰。本・音楽・絵画なんかの学習・鑑賞・コレクション。テーブルマナーなんかの礼節、やったら高い金払うグルメなんてまさしく合理を欠いた非生産的
そのエングレーブには、何のタクティカルアドバンテージもない無駄な活動にのめり込む
それはなぜか?
“こんな無駄なモノや知識を集めるくらい、時間的経済的余裕がある”っていうひけらかし・誇示・自慢。これこそが資本主義における豊かさのステータスであり、アメリカの大量生産大量消費社会の礎であると『有閑階級の理論』では記されています
んでね、ふと思うんですよ
あれ?逆走してね?ショボくなってね?って
逆走っていうのは、暇さえあればどんどん勉強して知識を蓄えて、いい大学・いい就職・いい仕事をしようゼ☆というデカい声
ショボくなってるというのは、資産家から金持ち成功者って、死ぬまで働きつづめようゼ☆っていう窮屈さ
これで日本が豊かになってるなら万々歳ですけど、そんなことなくね?むしろ世界の先進国も不調そうじゃね?
日本のニート、中国のタンピン族、アメリカのdoomer。ゆとり教育だとか、出世したくないだとか、若いうちに金稼いでFIREとか。youtube見ちゃったり、課金しちゃったり、趣味にお金使っちゃうとか。これらは”異常”なんかじゃなくて、むしろ”正常”な反応なんじゃ?
いま社会が、人が、心が欲しているものは、一見すると非生産的な”余力”なのではないのかっていう一解釈です
てことで、全国民オレの小説読め
小さなちゃぶ台返し
き、キモティ──────
なんだろうね、この、小説書いてて最高に気持ちいい瞬間
バチッと完成する寸前でバコーンって菊水盆に返らずやる感じ
スネヤ先生がそれらしいこと言って、いい感じにお話が締まってちゃんちゃんと思いきや、ツキノキさんが最後でパッコーンって逆転サヨナラホームランで全部持ってちゃう感じ
もーね。堪りませんわ
なかなかこうね、上手くきまっとんとちゃうかぁ〜って自画自賛しちゃうけど、それを決めるのはヨミセンの方々なんでね。お口チャック。モゴモゴ
んで、こうなると早く大きいちゃぶ台も返したくなってウズウズしちゃうわけですよ
でもステイ。ステイですよわたすステイ。せっかくここまで組み上げたんだから、最高のタイミングでドッカンドッカンひっくり返さないと
小さいちゃぶ台だからね。綺麗に決まりやすいんだけど、それでも大きいちゃぶ台を操る力、果たして俺にはあるのだろうか
いや、やってみせる!そのためにここまで下積みしてきたんだもん!ファイ、オ──────ファイファイオ──────!!
こんな感じで一人で勝手に盛り上がっております。低コストだね、そんなことで有頂天になれるなんてサ
なんやかんや、今の状態が一番幸せかもわからん
思想の強いお店
“ウチはそこいらのお店と違うけん、ウチが本当のラーメンっちゅーやつを教えたる!”
こんな感じの意識高い系のお店
入りづらい。てか入っても好きにモノ食べさせてくれなさそう。素人目でもそう見える
私は多分その系列なんだと思われ
思想を盛り込む一番のメリットは、やはり一貫した世界観にあると思います
シャネルの”女性のための活動的なファッション”。マツダの”走る歓び”。そんな素晴らしい土台の上に素晴らしい商品が生まれ、たくさんのファンが支持してくれるわけです
思想そのものは悪ではありません。問題なのは、その思想を取り扱う人間
ヘンにゴリ押しが過ぎると、相手は呆れちゃうし警戒するし躊躇します
この、相手が呆れ・警戒・躊躇するギリギリキワッキワを攻めるのが思想を操る人間の全てなんじゃないかと考えてます
私はこれできてるのかな?今作の当初はゴリッゴリアクセル踏み込んでたけど、最近らへんは自重できてる気がします
最初よりマシになってるってだけで、上手くコントロールできてるとはいってない
私もまだまだよのぉ
あ、そうそう。私が掲げる思想は”世界の再統合”です
バラバラに分断されていく現代社会を、一つに再構築できたらいいなって・・・・このお話は、またの機会に
不法投棄
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ばんじゅう(番重)
「美しき者も、賢き者も、気高き者も、強き者も、勇敢な者も、財を成した者も、変わりゆく者も。長い人類史のなかで、世界征服を成し遂げた人物は誰一人として存在しない。それは、なぜか?」
「・・・・」
「先生はな、”余力”じゃないかと疑っているんだ」
「・・・・」
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