【面白いって】面白さは感情が動く”距離”と”景色”によって決まる!!【なに?】改訂版

画像が表示できませんでした 雑記

 

過去に私が投稿した記事に、面白いについて考察したものがありました

 

いま読み返してみるとあまりにお粗末がすぎるので、時がたったいま改めて”面白い”についての考察を深めていこうと思います

 

過去記事

面白いってなに?答えは感情の振れ幅
面白いと感じるまでの基本的メカニズムの解説

 

この小説マジおもしれえ~

 

あの芸人は面白かった

 

いや面白い料理だったよ

 

日本人はなにかにかこつけ”面白い”と口々に言います

 

便利ですよね~面白って

 

取り合えず面白いって言っておけば、その場は切り抜けられる不思議なことば。それが『面白い』

 

でも、面白いって何がどう面白くて面白いの?

 

人は何を基準に”面白い”か”そうでないか”を判断しているのでしょうか

 

普段なにげなく使っているだけに、いざ突っ込まれると困ってしまうものです

 

しかし、案外難しく考えてしまっているだけで、本当は単純な判断を下しているに過ぎません

 

では一体、私たちは何を基準にして”面白い””面白くない”を区別しているのでしょうか?

 

詳しく考察していきましょう

 

そもそも面白いってなんだ?

 

人はどんな時に『面白い』と感じるのでしょうか?

 

そんなこといきなり言われてもパッとおもいつくものじゃありません

 

では少しマトを絞って、人はどんなストーリを面白いと感じるのでしょうか?

 

唸るような興味深い作品に触れ、心が満たされた時?

 

王道のアツい展開に血がたぎった時?

 

度肝を抜かれる展開に興奮した時?

 

丁寧に敷かれた伏線が、一気に回収された時?

 

ヒロインのちょっとした仕草や言動にグッと来た時?

 

上手く言葉にできなくても漏れないく正解

 

頭に面白かった作品が思い浮かんだのなら、”面白い”を理解できている証拠

 

だからどんなことを考えても全部正解!!

 

面白いの基準は人それぞれですからねぇ~。

 

なんとなく”面白い”に迫っていきましょう

 

難しい時は逆に考えてみるのも手

 

今度は反対の質問、人が『面白くない』と感じるのはどんな時?

 

長々と字がビッシリ詰まった説明口調の文章?

 

奇を衒った王道から外れたストーリー?

 

後の展開が予想できてしまう安易な物語?

 

謎を煽るだけ煽って最後まで触れられない伏線の山?

 

薄っぺらい対応しかできないメインヒロイン?

 

さて、”面白い時”と”面白くない時”の違いとは何でしょう

 

面白い時にはあって、面白くない時にはないもの

 

それは・・・・ズバリ興奮の有無

 

”面白い”とは興奮した時に生まれる現象

 

『面白い』の判断基準は、”自分の中である一定以上感情が揺さぶられた時”です

 

気持ちの昂りが合格ラインに達した時、人は初めて『面白い』と口にできます

 

ですが、興奮が期待値を下回ったり、あまりの急展開で想定していたものと大きく外れてしまうと”面白くない”なんて判定が下されるのです

 

面白いは『距離×景色』によって決まる

 

ジャイアン効果をご存知ですか?

 

まあ結構有名なんで今更なんですけど

 

簡単におさらいすると、普段態度の悪いガキ大将が、ふと仲間思いでみんなを引っ張るイイ奴になると、不思議と好意的に見えてしまう効果のことを表すネットスラングです

 

いつもの態度をコロッと変えただけで好かれてしまうのですから、普段から真面目に過ごしている人からしたらたまったものじゃありません

 

でもこれ、効果バツグンだというのは本能的にわかってしまうものです

 

甘いものとしょっぱいものを交互に食べるとより美味しく感じたり

 

サウナで汗をダラダラ流してから水風呂に飛び込むと、ととのっていったり

 

「今回の平均点は高めだぞ」と前置きされていたのに、テストの点が酷すぎて頭を抱えたり・・・・

 

いかにお笑いと喋りのスペシャリストである芸人さんでも、無の状態から一気に爆笑へ持っていくことは困難を極めます

 

なのでストーリで例えるならば、始めにハッピーエンドとは真逆の苦しい状態を描き、そこをスタートにして幸せの階段を駆け上がっていく・・・・

 

極端な例ですが、真逆の感情を長い距離をかけて変化させていくことで、そこまで辿り着く苦労や達成感に感情移入させて『面白い』を引き出そうとするのです

 

しかし、”距離”だけを重視してしまうと、真に『面白い』モノは生み出せません

 

なぜなら、その道のりがもし真っ白な空間であったならば、目的地に着く前に退屈が勝ってしまうからです

 

多くの物語は、その場所にとどまり続けません

 

作品によって止まらない理由はさまざまで、それが危機なのか、旅なのか、復讐なのか、趣味なのかは様々ですが、主人公から見える景色は当初と確実に異なっていくことでしょう

 

わかりやすい例が少年ジャンプの看板『ワンピース』

 

ルフィは海賊王を目指し、海へ飛び出します

 

島ごとに起こる冒険やストーリー、加わっていく仲間達、現れる強敵、明かされていく秘密、世界の謎

 

それぞれの夢が集って前進し、打ちのめされても前に進む

 

ここまでワンピースという作品が愛されているのは、麦わらの一味がそれぞれの夢を叶えるのを読者が心待ちにしているだけでなく、ワクワクドキドキハラハラする景色が道中に詰まっているから

 

よって『面白さ』とは、距離×景色によって決定すると言えます

 

距離だけではダメ

 

景色だけでもダメ

 

両方が揃うことによって、最高の『面白い』が誕生するのです

 

まとめ

 

面白いとは、感情が刺激され興奮した時に発生するもの

 

最高の『面白い』を引き出すためには、目的の感情に辿り着くまでの”距離”と、道中ワクワクドキドキハラハラするような”景色”が化学反応を起こす必要がある

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました