正直、色眼鏡が入っていることを否定できない記事タイトルですが、自分なりになぜハーメルンが他の小説投稿サイトと違って優れているのかを説明します。
まず、数ある小説投稿サイトでも抜群の化け物が『小説家になろう』。
このサイトのどこが化け物かと言えば、ズバリその圧倒的PV数!
※PVとはページビュー。つまりデバイスに表示された回数のこと。データ元『<小説家になろう>で書こう』 (編集:桜雲社 / 新紀元社編集部 / 堀良江 、監修:ヒナプロジェクト、新紀元社、2017)より
月間約14億。一日に当たり約5千万PVの計算となる。
この数字は、東京ディズニーランドがオープンして、八年後の1991年に入場者数1億人を突破したので、なろうのPV数なら二日で追いつける。まさにPVモンスター。
他にもカクヨム、エブリスタ、アルファポリス、pixiv、マグネットなどなどなど。
多種多様なサイト模様で、作者と読者を集めようと頑張っていますが、その中でも私はハーメルンをオススメしたい!
なぜか?それはひとえに二次創作サイトであること、そして『なろう』の兄弟であること挙げられます。
『小説家になろう』にはもともと、『にじファン』と呼ばれる日本最大規模の二次創作サイトが存在していました。
が、『小説家になろう』の作品が書籍化アニメ化と有名になるにつれ、著作権問題を抱える二次創作サイトを切り捨てるように、突如として二次創作を禁止したのです。
これに慌てた”にじファン難民”は、次の移民先を迫られます。一番の受け入れ先だったのが、当時の二次創作トップツーであった『Arcadia』。しかし肌に合わなかったのか、多くの難民が取り残される結果となりました。
そんなにじファン難民の中から現れた英雄が、「ハーメルンを作る人」その人なわけです。
受け入れてくれる国がないのなら、自分で作ってしまおうというパワープレイで、二次創作最大勢力であったにじファン難民の受け皿となり今日に至ります。
2020 5/31 現在、ハーメルンの国内アクセス数ランキングは61位。(ちなみに小説家になろうは、ニコニコ動画19位をおさえての18位)これでも小説の専門サイトではトップツーをキープ。なろうの腹違いの兄弟の力を見せつけます。
その最大の魅力はなんといっても二次創作。特に、流行を取り入れた作品は、たとえ無名であっても閲覧される傾向にあり、そこで知名度を稼ぎ他のサイトに凱旋して初期ブーストをかけることができるわけです。
つまりハーメルン単体自体では力を発揮することは難しいですが、他の小説サイトと組み合わせることで絶大的な力を生み出すわけですね。
その典型的な例が、岸若まみず先生の作品、「異世界で 上前はねて 生きていく (詠み人知らず)」
当初はハーメルンでのみ投稿されていましたが、反響の多さを受け小説家になろう・カクヨムにもマルチ投稿を展開して書籍化までにいたりました。
異世界で 上前はねて 生きていく~再生魔法使いのゆるふわ人材派遣生活~
第1巻発売中、第2巻は2020年5月30日ごろ発売
こばみそ先生作画のコミカライズ版の第1巻は2020年の6月13日ごろ発売予定

小説を投稿する上で最もネックなのが読者に読まれないこと。
なんの反応ももらえないと、自分は才能がないのではないかと不安におちいって筆をおってしまい、失踪してしまうケースが後を立ちません。無名の駆け出しの時期では特に顕著に表れます。
確かにPV数だけを見れば小説家になろう一択ですが、あまりにも多い作品数に埋もれ、なろう作品の九割近くが一週間の来場者50未満と悲惨な現状です。
ですので、初心者は特に、スタートダッシュを切るのならハーメルンで感覚を掴み、増えてきたファンを誘導して頭角を表せばいいわけです。
まあ言うは易く行うは難し、なんですけでね・・・・(汗)。
最後までご覧いただきありがとうございました。
参考文章:
PV、ユニークについて知ろう

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