やぁ、こんにちは。すぐわかる将棋だよ
今回は、最強ゆえの弱点?そんな将棋AIの弱点についてお話しするね
将棋AIとの対局は、とっても恐ろしいよ
特に終盤は鬼のような強さで、あっという間に寄せられてしまうんだ
藤井聡太名人も将棋AIを参考にしているくらいだから、その強さは折り紙つきだね
これだけ聞くと、将棋AIは完全無欠のように思えるよ
だけど、いま現在猛威を振るっている将棋AIには、一つ明確な弱点があるんだ
それじゃあ、将棋AIには一体どんな弱点があるのかな?
そんな時は、この言葉を思い出して?
スバリ!将棋AIの弱点とは「一貫性がない」ことだよ
どうして一貫性がないの?
評価値
理由は大きく分けて三つ
一つ目は、「評価値」だよ
将棋AIは、そもそも将棋を理解していないよ
それじゃあどうやって将棋を指しているのかというと、それは数字を使って将棋を指しているんだ
例えば、駒をたくさん動かせる場所に移動させたら一ポイント。玉を囲ったら一ポイント。相手玉を追い詰めたら一ポイント。なんて具合に、よりポイントが高くなる指し手を選ぶようにプログラムされているんだよ
だけど、ここに将棋AIの弱点があるんだ
人間が将棋を指す時、序盤・中盤・終盤と展開に合わせて指し方を変えていけるよ
だけど、将棋AIは全部の情報を数字にしてしまったから、方針を変えることができないんだ
将棋AIには序盤・中盤・終盤の概念がないってことだね
評価値は、先入観にとらわれない画期的な強さを将棋AIに与えたよ
だけどそれは同時に、数値頼りの一貫性のない指し手を将棋AIに与えてしまったんだね
全幅探索
二つ目は、「全幅探索」だよ
全幅探索というのは、簡単にいうと”指せる手全部計算する”ことをいうよ
将棋AIは自分が指せる手、相手が指せる手の全てを計算しているんだ
将棋AIは先の展開まで見越した上で、最もポイントが高くなる指し手を選択しているんだよ
だけど、これがまた弱点になってしまうんだ
それは、将棋AIが数字に振り回されてしまうってことだね
その瞬間、ポイントの高い手を指す。けれど、よくよく計算してみるともっとポイントの高い手を見つけた。だからそっちに切り替えちゃう。みたいな感じだ
全幅探索によって、いままでにない新しい攻め方・囲い・戦法がたくさん生まれたよ
だけど、将棋AIはより高い数字を追いかけ回すせいで、一貫性がなくなってしまうという弱点があるんだね
読み
三つ目は、「読み」だよ
現在の将棋AI最大の強みは、計算能力だよ
瞬時にたくさんの数値を処理することで、最善の一手を導き出しているんだ
だけど、全ての分岐までは計算できないよ
将棋の分岐は膨大だから、とてもじゃないけど序盤や中盤を計算し切ることができないんだ
だから、将棋AIは序盤・中盤で計算外の手を指されやすいという弱点があるんだね
将棋AIの終盤は、完璧な指し回しを見せてくれるよ。終局に向けて分岐が少なくなって、少ない計算で済むようになるからだね
だけど、序盤や中盤の分岐が多い場面では、将棋AIは一貫した力を発揮することができなくなってしまうんだね
とまぁ、こうした理由で将棋AIの弱点は一貫性がないことなわけなのです
最後まで見てくれてありがとう。ばいば〜い!
参考
将棋ソフトのブラックボックス 生成AIで読み筋解く
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