【早石田急戦対策】盤面制圧【xaby角戦法】

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やぁ、こんにちは。すぐわかる将棋だよ

 

今回は、早石田急戦に対して有効なxaby角戦法について解説していくね

 

早石田急戦は、飛車角桂馬を大胆に使った戦法で、苦手意識を持っている人も多いんじゃないかな?

 

しっかり防御を固めても、大駒を切り飛ばしての強引な攻めは分かっていても強烈だよね

 

そこで今回は、早石田急戦を完封できるとっておきの対策を紹介していくよ

 

早石田急戦に対する注意点

 

まず対策の紹介に移る前に、早石田急戦に共通する注意点からおさらいしていこう

 

それは、早石田にはガッチリ防御を固めて、玉を戦場から遠ざけるってことだね

 

そのためにもまず、攻めではなく守りを最優先に駒組していこう

 

早石田急戦対策

 

 

さあ、早石田急戦を完封しよう!

 

本局は三手目から歩を突き越して、はやくも早石田を見せた格好だね

 

体感、序盤そうそうに戦法を明かしてくる相手は、急戦を仕掛けてくる傾向が多いよ

 

なのでここは飛車先の歩を突くのを保留して、銀や金を上がって飛車のコビンをガッチリ守ろう

 

相手もすぐの攻撃は、王手飛車の危険があるから攻めて来れない。だから安心して、今度は玉を戦場から遠ざけよう

 

ガッチリ防御を固めて、玉を戦場から遠ざけられたらまずはおめでとう!

 

早石田急戦で厄介な筋。両取りの角打ちを阻止できたね

 

対策の第一段階は大成功だ!

 

 

さあ、ついにお相手が仕掛けてきた

 

けど、歩を焦って取る必要はないよ。だって金銀でガッチリ守っているからね。だから気にせず飛車先の歩交換を目指そう

 

お相手も歩を成ってきて、浮き飛車に構えて歩の交換を拒否してきたね

 

いよいよ早石田急戦対策の発動だ!角交換して、5四に角を再設置するのがxaby角戦法と呼ばれる指し方だよ

 

xaby(ザビー)さんという、石田流がとっても強い人を倒してしまった恐ろしい角打ちが名前の由来なんだ

 

この角打ちが、たくさんの狙いを秘めたすごい手なんだよ

 

まずこの角打ちは、浮き飛車を狙っているね。浮き飛車は、飛車の横効きで歩交換を防いだり、桂馬を跳んで使いやすくしたりする”とっても良い形”なんだよ。その”とっても良い形”に組ませないようにするのが、このxaby角の狙いの一つ目だ

 

二つ目は、八筋を狙う手だよ。八筋の銀が動けば、すぐに角を成ることができちゃうから、相手の駒の動きを制限できちゃうね

 

三つ目は、九筋の香車を狙う手だよ。もし角筋を通せれば、端の歩を切って香車を叩いて、香車を生け捕りにできちゃうね

 

四つ目は、角の打ち込みを防ぐ手だよ。将来的に、角を6一と打たれると、金取りと4三角成りの両方を見せられる手が出てきて、攻めの拠点を作られてしまうよ

 

だったらこちらから角を打って、打ち込みの隙をなくしちゃおうってことだね

 

五つ目は、玉頭を狙う手だよ。5四への角打ちは、じつは終盤戦まで見据えた手なんだ

 

回収した桂馬や香車を設置して玉頭に殺到できれば、美濃・金無双・穴熊。どんな囲いも簡単に崩せちゃうよ

 

以上、xaby角には、その一手で五つの狙いを秘めているからとっても強いんだ

 

 

盤面は少し進んで。xaby角を設置できたら、次にすることは二つあるよ

 

一つは、角を守ること。もう一つは、矢倉囲いを完成させることだね

 

一つ目の角を守るというのは、至極単純な話だよ

 

お相手にとって、xaby角はとっても強くて邪魔な存在。なので、なんとかしてこの角をどかそうとしてくることが考えられるね

 

だから銀を進出させて、xaby角を守ってあげるんだ

 

二つ目の矢倉囲いの完成は、玉をしっかり守って勝ちやすくするためのものなんだ

 

しっかり玉を囲っていれば、王手もかかりにくくなるよね?それに、場合によってはxaby角を守るために銀を出動させたり、端攻めに参加したり、玉頭を制圧したりと。臨機応変に対応することができるよ

 

この二つをしておくとグンと勝ちやすくなるから、絶対覚えて帰ってね!

 

 

ここまで準備を整えてから、さあ開戦だ!

 

今回は棒銀の要領で八筋の突破を目指そう

 

突破したら桂・香を拾い、玉頭に設置。縦と横から追い詰めて勝利!ありがとうございました

 

最後の62手目。角成り同玉からの七手詰めがあるけれど、もし不安なら下段の金を拾って相手玉を包囲しちゃおう

 

なぜなら、こっちの囲いは手付かずで安全。だから、勝負を急ぐ必要はないよ
ゆっくり、じっくり追い詰めて、早石田急戦を完封しちゃおう!

 

 

 

二局目の将棋も同じだよ

 

早石田と気付いたら、真っ先に防御を固めて、玉を戦場から遠ざけよう

 

そして、飛車が浮いたら角交換して、みんな大好きxaby角!

 

最後にxaby角を銀で守って、玉を矢倉囲いに入場させたら準備完了!

 

今回も棒銀をしようとしたら、あれれ?お相手は歩を垂らしてきた

 

これは飛車のコビン攻めを狙っているね。矢倉の銀を応援に出して、角筋の攻めに備えよう

 

対してお相手は、今度は棒銀阻止の角打ち!でも、焦ることはないよ。xaby角が盤面をしっかり制圧しているから、ここはゆっくり冷静に指していこう

 

お相手は、xaby角のあまりの鬱陶しさに角取りを見せてくる。でもやっぱり、焦っちゃいけないよ

 

実は、矢倉囲い一番の天敵が飛車なんだ。横っ腹に飛車を打たれて、銀でも引っ掛けられた日には、矢倉囲いは簡単に崩壊してしまうからだね。xaby角は確かに強力だけれど、飛車との交換なら、そこまで損じゃないんだよ

 

なのでむしろ、交換してこい!って気持ちでいこう

 

 

そこから順調に攻めていって、玉を丸裸にできた!
どうやら70手目からの十一手詰めがあったらしいのだけれど、自玉は手付かずなので冷静に銀で縛ってお相手の投了となったよ

 

以下は4一飛車で玉と金の両取りを狙ってみたり、7五に桂馬を打ったりして、じっくりじわじわ攻めていこう

 

なんてったって、自玉は安全だからね!

 

ゆっくりのんびりとした攻めで、完封勝ちを目指しちゃおう!

 

 

 

三局目は、お相手が速攻を仕掛けてきたパターンだよ

 

まずは飛車先の防御を固めて、玉を戦場から遠ざけるんだったね

 

19手目は、相手の攻めに対して飛車を浮いて受けた手だよ

 

評価値的には、xaby角を打って攻め合う方が有利みたいだけど、ちょっと怖いね

 

お相手の攻めに特化した形には、しっかり受けてジッとチャンスを待つのがオススメの戦い方だよ

 

 

そこから局面進んで38手目。お相手からの飛車取り。けどこの瞬間、まだまだ自玉は安全。相手玉を攻める手を考えてみよう

 

お相手の形は、玉と飛車が近い形。『玉飛接近すべからず』の格言が生きそうだ。玉頭の銀を取っ払い、馬で玉を追い詰めてみよう

 

あとは一手一手の攻めをつなげて完封勝ち!やったね!

 

まとめ

 

それではここまでの流れをおさらい!

 

一つ目は、早石田には銀と金でガッチリ防御。そして玉を戦場から遠ざける

 

二つ目は、角交換してxaby角

 

三つ目は、xaby角を銀で守る。矢倉囲いを作る

 

この三つの準備をしてから戦うように心がければ、早石田急戦に有利に戦えるようになるはずだよ

 

以上xaby角戦法を使った早石田急戦対策でした

 

最後まで見てくれてありがとう。ばいば〜い!

 

参考

 

破門級の悪手で勝率6割!? 謎の戦法 対石田流「xaby角戦法」Part1 ~筋違い角棒銀型~

https://minorshogi.com/ishida-style-xabyb-part1/

 

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